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日曜日,13 2011年11月 14:58

訪れて知ること

新宿の伊勢丹で開催中の KASAMAMASHIKO展 の手伝いを兼ねて、
笠間と益子に行く機会がありました。
笠間の 匠の祭り と 益子の陶器市 を見て周り、大勢の作家さんとお話をしました。

その後、家具を製作されている高山 英樹さんという作家さんの御自宅と工房を
訪ね、朝ご飯を囲みながらお話をしました。

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豊富な自然に取り囲まれたこの土地を見つけ出し、
高山さんご自身で家を建てられ、ご自身の家具で室内を構成されるという
浮き世ばなれしたような世界に、私はすっかり魅了されてしまいました。
そして、この家はまだ完成ではない。という言葉が心に残りました。
奥様と息子さんと3人で、少しずつ住み易さを考えながら変化していく家です。

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お風呂と暖房用の薪割りは高校生の息子さんが担当だそうで、
彼は、彼の斧の素晴らしさを私たちに熱く語ってくださいました。
お父様に似た貫禄と、高校生の勢いを併せ持った、素晴らしい高校生です。

家の隣の工房には大きな機械は無く、手道具だけで作品を作られています。
それも、機械仕事は自分の作品作りには合わない、という考えのもと。
手道具だけでどこへでも行って物を作れる。と、旅好きの高山さんらしい発言です。
そこで製作される家具には、とても品格があり、
心して扱わないとなんだかとても失礼な気持ちになります。

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笠間と益子は震災で自然の恐ろしさを教えられた土地でもありますが、
水や自然の趣きがたっぷりの土地に暮らしていることを
作家の皆さんがとても楽しんでおられるのが伝り、
自然に即した本来の生き方を、短い時間の中で体得させて頂いたように思います。
そしてそこで作られる作品がとても尊いものに思えるようになりました。

私の持っている益子焼は、
これまではテーブルの上で使う美しい器でしかありませんでした。
作品の背景を知って、これからは器を見るたびに
豊富な自然に取り囲まれた益子と笠間を思い浮かべることができます。

沢山の方に、その面白さを知って頂きたいです。
伊勢丹で開催中のカサママシコ展は明日は最終日なので、
たくさんの作家さんが会場に立ってます。
是非お話をしにお出かけ頂ければ嬉しいです。

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きたはた裕未

日曜日,13 2011年11月 14:58 | by Landscape Products |
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