2013年10月 / ブログ : Interior Design / Landscape Products CO.,Ltd.

月曜日,28 2013年10月 09:04

福岡、
香椎のほうで進めていた住宅。
昨日引き渡しを終えました。

築20年程度の一軒家の改装で、
購入前に簡単なリフォームがされていた物件でした。

どうしても新建材で構成された素材感やにおいが耐えられない。
という事からリフォームを考えました。
予算のことも考え、
間取りは生かして表層部分に手をいれて、全体を天然素材に変更しています。

素材を変えることで、室内の空気の循環も変わってきます。

収納も希望や要望と合わせて、
考えてつくっていけば、
コンパクトなスペースでも収納量も大きく変わってきます。

業者が第三者に向けてつくるのと、
僕らが施主に向けてつくるとでは、

こういった収納スペースに関しても
大きな違いがでてくると思います。

これから引っ越しを住む事を
とても楽しみにしていました。

片山貴之

出会ってからもう3年。
竣工から熊本の家もあっというまに一年が経ちました。
本当に月日が流れるのが早く感じられます。

週末は熊本の家の一年点検でした。

建てた建築物を僕らと業者で、不備などがでてきていないかを確認します。
四季を一回りさせると見えなかったいろいろな部分がみえてきます。
環境で塗装の壁にヒビが入っていたり、僕らの想像以上に劣化が多かったり。
自然とつきあうのはやっぱり難しいなと感じたり。

もちろん、良かった部分も沢山みえます。

その際は使い勝手をきいたり、
良かったこと悪かった事、施主から直接話を聴く時間をつくります。
ここで聞けた率直な感想や意見が僕らの今後の糧になってきます。

僕らにとってとても重要な時間です。

今回は、僕らがデザインをした空間に実際に泊まらせてもらって、
自分たちも肌で感じてきました。

やはり実際に使ったことがないものを取り入れたりするときは、
どうなのかなという気持ちもあるのでこういう機会をもらえると
すごく勉強になります。

短い時間ですが、
食事を一緒にとったり、導線を確認したり、
実際に過ごしてみると分かる事や自身で感じれる事が多いです。

浴室なども始めて使ったシステムも多かったので
一通りの体験させてもらって、よい経験になりました。
必ず以降の物件でこの経験は生きてきますね、きっと。

一年経って
素材も成長していてだいぶなじんでいて
とても素敵な空間になってきました。

これからの成長もとても楽しみです。

片山貴之

広尾で進めていた住宅です。
週末に引き渡しが完了し、引っ越しの準備が整いました。

今回は白い壁部分、全てを本漆喰でしあげました。
呼吸をする壁といわれる漆喰はペイントと違い、
左官で仕上げるので、クロスやペイント等、
他の仕上げに比べて時間と値段は少々かかります。

それでも出来てみると質感や室内の空気はまるで違うものになります。

骨白色が気持ちよく、グリーンやメープル材で
統一した家具とも相性が良かったです。

リビングへの入り口となる部分には白い空間を締めるように、
アンティークの扉を加工してペイント加えました。
今ではつくれないモアレのかかったガラスはとても良い表情です。

新しい空間にも少しだけこういうのを加えると全体の印象もまたかわってきますね。

ハンドルや取手などもアンティークや海外から買い付けた小物を
入れてシンプルな空間の中でアクセントにしています。

家具が入って出来ていく空間。
楽しみはまだたくさんありますね。

片山貴之