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28 May 2007 Update.

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わたしたちの身の周りのものに改めて目を向けた時、紙が原料のもの、また紙を加工したものが、
果たしてどのくらいあるのだろう。
少し前までは、デジタル化が進むことで、「ペーパーレス社会」になる。このような予測をいたるところで
聞いたものだ。
しかし、今日、わたしたちの生活は、まだまだ紙に頼らざるをえないのだ。

千駄ヶ谷を拠点にデザイン活動をする、ランドスケーププロダクツが新たにお店をオープンする。
PAPIER LABOと名付けられたこのお店は、紙にまつわるプロダクトと、ステーショナリーを扱い、
さらに店頭で活版印刷のオーダーを受ける窓口を設ける。
「紙と印刷」が好きな三人のディレクターが、それぞれの得意分野を活かし、実験的活動を行いながら、
ショップの運営をしていく。

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この時代に、紙と活版印刷という、時代に逆らうようなアナログなモノと手法を用いて、
彼らが目指すものは「今にしかできないこと」。
それは同時に古くなっていく技術や良いものを自分たちの手で、未来に繋げていきたい
という願いでもある。

PAPIRE LABOから、これから多くのプロダクトが生まれ、わたしたちの生活にあらたな彩りや
発見を与えてくれるだろう。
大げさな言い方かもしれないが、わたしたちにとって、これから新しい紙の付き合い方が
はじまる。
PAPIER LABO、「紙の実験室」。オープンが待ち遠しい。

Text by Baumas Finkelstein(バウマス・フィンケルシュタイン)
Photo by Maki Ogasawara

PAPIER LABO. www.papierlabo.com

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May 28, 2007 10:17 AM | Permalink | NEWS