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写真

沖縄に初めて行って来た。
鹿児島生まれで行ったことないの?と言われたのだけども。たしかに鹿児島にいるころ沖縄はまったく気にならなかった。というよりあまりよいイメージを植え込まれていなかった。奄美とかの離島に教師の人たちが赴任するのを嫌がっているのとかが印象強く残っていて。つまりまわりは僻地扱い。海で遊ぶのも地元で充分な年齢だったからだろう。ただ今は違う、柳宗悦や濱田庄司が沖縄について語っているのを知ってからは。

今回雑誌の取材でもあったけれど、来年こちらでも仕事する予定がたっている。先日いったロンドン郊外のディッチリング。たぶんこことも繋がってくるはず。さて実際行ってどうだったかというと案の定、沖縄にはまった。そして気づかされた。多くの陶芸作家とも話しすることができた。かれらの考え方、作陶のスタイルすべてが心地良かった。

沖縄では良い物の判断に「丈夫で美しいこと」があるという。土も柔らかいのもあって陶器は厚く、高台も直径も大きく高く出来ていて見ていて安心感がある。これらを聞いて、そして眺めているとずっと自分が悩んでいたことに答えが出た気がした。

そんな流れでこの旅で一つ大きな買い物をした。それが厨子甕。骨壺である。洗骨したお骨をこれにいれてお墓にいれたのだそう。すごくいい風習だと思う。益子参考館に行ってこれを外に置いているのを見て以来ずっと気になっていた。これをつくったのは上江洲茂夫さんという方だ。いろいろと見たけど上江洲さんのがもっとも良かった。本人は「こればっかりつくっているから上手になるんだよ」って言い、「嫁にこれが大きいから窯の中で沢山焼くことができないから非効率ということで、また作ってるの!(笑)と言われるんだよ」とも言っていた。厨子甕が好きなのがすごく伝わって、伝わって。。その場でお願いして来年の展覧会で置く予定の物を譲っていただいた。

これこそMAN MADE OBJECT!
今から何いれてあの世に行くかが楽しみです(笑)

沖縄いいですね。別の国だって言う人よくいるけど、ぼくはよっぽど日本らしいと思います。

Text by Shinichiro Nakahara

October 31, 2006 4:58 PM | | Commnets (0) |