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金曜日,27 2008年06月 19:35

麓窯(ふもとがま)

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鹿児島の自分の実家近くにこんなすばらしい方がいらっしゃるとは。。

田島修次さんの麓窯に初めて行くことができました。小さい頃に登った
記憶のある金峰山の登山口近くにある窯は当日大雨だったのもあって沢の
水の音がすごく、それでもその情景が心に染み入るもので東京にこの後
戻ろうとする自分にすごく意味ある静寂を与えてくれました。

田島さんの作る器は庭に堂々とたたずむミカンの木の葉のような濃い色の
織部の器や写真のような大作までここで拝見できます。

麓窯(ふもとがま)
〒899-3511
鹿児島県日置市金峰町宮崎4324-2

中原慎一郎

金曜日,27 2008年06月 19:35 | by Landscape Products |
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水曜日,25 2008年06月 22:01

沈壽官

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みなさん沈壽官窯をご存知ですか?

沈壽官窯は鹿児島の日置市にある現在は美山と呼ばれる地に
あります。苗代川焼の発祥の地なのですが、沈壽官窯はなんと
1603年からこの地ですぐれた陶器を作り続けています。

司馬遼太郎の「故郷忘じがたく候」を読まれたかたはご存知かも
しれませんが、まさにその本に出てくる窯はこの地にあります。
あまりに歴史の積み重ねに重みがあって容易に理解するのは
難しいのですが、この沈壽官の代々の作品の変遷から少しずつ
ですがそのルーツや流れが読み取っていくことができます。

この窯には資料館もあってこれまでの歴史も見て取れます。
濱田庄司や柳宗悦らが訪問した際の写真から世界に向けて
さまざまな作品を発表した12代の功績など驚嘆の品々が
見れるのです。

ほぼ鹿児島に戻るたびにここへは訪問しているように思います。
御陰で読まず嫌いだった司馬遼太郎にはまりつつあります。
韓国に行ったのもいろいろと自分の中で繋がっていく何かが
あってでしたが今後さらにいろんなことが起きそうです。

中原慎一郎

水曜日,25 2008年06月 22:01 | by Landscape Products |
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月曜日,23 2008年06月 17:54

Teemaの黒

DSC06309.JPGTeemaに新色の登場です。

今までは海外の限定製品であったり、古いプロダクトなどしか見ることの
なかった黒がラインナップに加わりました。

すこし今までのイメージが変わる、グロスの効いたブラックで
とても落ち着きのある堅い佇まい。

個人的にはターコイズとの組み合わせがとても新鮮です。

今回のイッタラ社のコレクションでは、モノトーンとターコイズが
ひときわ目立っていました。

このTeemaの黒とAino Aaltoのターコイズのグラスが入荷してきました。

郷古隆洋

月曜日,23 2008年06月 17:54 | by Landscape Products |
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土曜日,21 2008年06月 12:03

副都心線とえびね工藝

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副都心線が開通しましたね。

便利になることとできたことでいろいろと問題もおこるは思いますが、
プレイマウンテン(とくにtas yardからは)の最寄り駅ができたことには
なるようです。これまで案内の上で一番近い駅は「JR原宿駅」と言って
おりましたのでこれからは「副都心線の北参道駅」とWEBも含め至急案内を
変更せねばなりません。まだ変更がWEBなど追いついておらずすみません。

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話は変わりますが、この北参道駅近くによく通っていた民藝店「えびね工藝」
が先日惜しまれながら閉店されました。えびね工藝は40年以上もこの千駄ヶ谷
の地ですぐれた工芸を紹介され続けていたようです。毎朝バスにのる際に
(バス停の前にこの店はあったので)ご主人がシャッターを開けるのを
見続けていたのでその光景が見れなくなるのがさびしくなるなと思い、
この副都心線ができたことでその閉められた店の雰囲気を見たくないのもあって
バスから電車に変更することにしました。

街の変化はどこでもあることだと思いますが、やはり複雑です。

中原慎一郎

土曜日,21 2008年06月 12:03 | by Landscape Products |
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金曜日,20 2008年06月 12:54

さんはうす

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家具作家河内くんに出張先の鳥取まで!ピックアップしに来てもらい
彼の工房近くのカレー屋「さんはうす」へ。またまたきてしまいました。。

この「さんはうす」はただのカレー屋さんではありません。民藝の
好きなひとには一目おかれるマスターによるギャラリーが店の裏にあるのです。
カレーだけ食べにきた人には分からない世界が店の裏にはあるのです。
先日まで河内くんに聞いてから気になっていた作家のスリップウェアの展示を
やっていたらしく残っている中から気に入ったものを(カレーを食べながら)
おとり置き。マスターのつくるカレーを食べた後は深夜まで骨董話でした。

「さんはうす」
岡山県真庭市目木1948-1
定休日:月・火
営業時間:11:00〜20:00

中原慎一郎

金曜日,20 2008年06月 12:54 | by Landscape Products |
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木曜日,19 2008年06月 12:49

orslow

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orslowの仲津くんに会いに神戸に行ってきました。

彼がどのようにこだわったデニムを作っているかが気になっていて
念願の訪問でした。

まず驚いたのはその機械のコレクション。。まるで古いバイクのよう。
道具は大切ですね。ほんとそう思いました。彼のスタイルには本当に
いろいろと共感する部分がありました。歳も同じなのもあるのでしょうが、
MAN MADE OBJECTたろうとする彼のジーンズ作りは今後さらに楽しみです。

中原慎一郎

木曜日,19 2008年06月 12:49 | by Landscape Products |
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水曜日,18 2008年06月 12:59

アートマ

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2年ぶりにアートマの審査員を務めさせていただきました。

天気もよくAMU PLAZAは多くの人でごったがえしていました。
レベルが毎年あがっていると思います。イベントとしても成熟
しているのだと思います。スタッフの方々のこのイベントへの
思い入れも感心させられます。この中からきっと輝きをもって
成功してゆく人が出てくるように思います。

今年は以前よりいろんな人と話ができたのは良かったです。
今鹿児島面白い作家が増えてますね。今後も期待しています
アートマ。

http://www.kts-tv.co.jp/namaiki/art-ma/index.php

中原慎一郎

水曜日,18 2008年06月 12:59 | by Landscape Products |
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火曜日,17 2008年06月 22:47

DWELL

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DWELLオープンして3ヶ月程たちました。

来店、来鹿してくださった方々ありがとうございました。

今は梅雨の真っただ中ですが、これも鹿児島らしさを味わえる
季節だと思えば開き直れるかもしれません。今月もぼくも22日から
鹿児島におります。

新作のDWELLでしか購入することのできない家具や
生活用品もあります。なかでも我らが工場長の川畑健一郎が作る1点ものの
家具はすごいです。先日見たBEDとダイニングテーブルは圧巻でした。
直接話して注文できるのが、DWELLならではの醍醐味です。
鹿児島らしいなと思うのは住宅の依頼もあるところです。
収納家具を中心にオリジナルキッチンにいたるまで幅広く対応しています。

中原慎一郎

火曜日,17 2008年06月 22:47 | by Landscape Products |
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月曜日,16 2008年06月 18:37

韓国

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初めての韓国訪問はやはりいろいろと収穫のある旅となりました。
旅は現地に知り合いがいるのといないのとでは当たり前ですが違いますね。
先日青山の桃林堂での個展を大成功におさめた金恵貞さんの工房を
訪ねるのが目的でしたが、金さんの案内でいろんな作家の作品をみれたりと
今の韓国の雰囲気が何となくですが理解できました。

ジュエリーや、ガラス、彫金などいい作家がいますね韓国。プレイマウンテンでも
金さんの作品は少し前から扱わせていただいているのですが、彼女の作風が
この地で見れたことでより魅力を感じるようになりました。

さらに進化していくでしょうし、本当に楽しみ。

到着してすぐ空港の通路で古い韓国の家具に見とれてしまいました。
向こうでは赤松をすごく大切にしているらしく古い家々の柱や梁も
赤松を使っています。その木目はアメリカで見るダクラスファーの
ような感じをうけます。

近年こういった古い韓屋を再生させて店舗やギャラリーに使用する
ケースも増えているようです。新しい建物が増えるソウルでは貴重な建物です。

今回行ってみて思ったのは日本は島国であるということ。韓国はユーラシア
なんだなと改めていろんな場面で思いました。金さんと約束してすぐに
行った初めての韓国でしたが、薩摩焼のルーツをさらに調べたいとも
思いましたし、また近いうちに行きたいです。

中原慎一郎

月曜日,16 2008年06月 18:37 | by Landscape Products |
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日曜日, 8 2008年06月 12:55

進化

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彼のウッドボウルは確実に進化しています。

どこか50年代の北欧を感じさせながら、当時ものほど薄くなく、
力強さも兼ね備えているすばらしいフォルムになっています。

高く付けられた高台と、それに乗せるように削り出された器部は
見る角度により表情に変化があるのもこのボウルの特徴です。

以前にも紹介した鹿児島の盛永省治さんによる作品です。

そして何より、試行錯誤を楽しみながら作業している姿が想像できるのも
嬉しいところでもあります。

プレイマウンテンにて取扱いしています。

郷古隆洋

日曜日, 8 2008年06月 12:55 | by Landscape Products |
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日曜日, 1 2008年06月 16:45

濃紺と黒


先日の九州への出張で、熊本の北部に位置する小代瑞穂窯も
訪れることができました。

瑞穂窯は福田るいさん主宰の小代焼の窯のひとつで、島岡達三氏に
師事の経験を持つとても信頼の出来る窯でもあります。

その特徴はとても力強い風格と藁灰釉を使った独特の色合いにあります。

そして今回目に飛び込んできたのが濃紺と黒の釉薬の器でした。
コバルト等の化学物質は一切使わず、藁灰の成分と窯での還元方法の
変化によりこれほどの色の違いが生まれてくるのだそうです。
白い釉薬の器ともコントラストがきれいです。

現在、人気のすり鉢などとプレイマウンテンにて取扱いをしています。

郷古隆洋

日曜日, 1 2008年06月 16:45 | by Landscape Products |
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