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火曜日,31 2006年10月 16:24

厨子甕

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沖縄に初めて行って来た。
鹿児島生まれで行ったことないの?と言われたのだけども。たしかに
鹿児島にいるころ沖縄はまったく気にならなかった。というより
あまりよいイメージを植え込まれていなかった。奄美とかの離島に
教師の人たちが赴任するのを嫌がっているのとかが印象強く残っていて。
つまりまわりは僻地扱い。海で遊ぶのも地元で充分な年齢だったからだろう。
ただ今は違う、柳宗悦や濱田庄司が沖縄について語っているのを知ってからは。

今回雑誌の取材でもあったけれど、来年こちらでも仕事する予定がたっている。
先日いったロンドン郊外のディッチリング。たぶんこことも繋がってくるはず。
さて実際行ってどうだったかというと案の定、沖縄にはまった。
そして気づかされた。多くの陶芸作家とも話しすることができた。かれらの考え方
作陶のスタイルすべてが心地良かった。

沖縄では良い物の判断に「丈夫で美しいこと」があるという。
土も柔らかいのもあって陶器は厚く、高台も直径も大きく高く出来ていて
見ていて安心感がある。これらを聞いて、そして眺めているとずっと自分が
悩んでいたことに答えが出た気がした。

そんな流れでこの旅で一つ大きな買い物をした。それが厨子甕。骨壺である。
洗骨したお骨をこれにいれてお墓にいれたのだそう。すごくいい風習だと思う。
益子参考館に行ってこれを外に置いているのを見て以来ずっと気になっていた。

これをつくったのは上江洲茂夫さんという方だ。いろいろと見たけど
上江洲さんのがもっとも良かった。本人は「こればっかりつくっているから
上手になるんだよ」って言い、「嫁にこれが大きいから窯の中で沢山焼くことが
できないから非効率ということで、また作ってるの!(笑)と言われるんだよ」
とも言っていた。厨子甕が好きなのがすごく伝わって、伝わって。。
その場でお願いして来年の展覧会で置く予定の物を譲っていただいた。

これこそMAN MADE OBJECT!
今から何いれてあの世に行くかが楽しみです(笑)

沖縄いいですね。別の国だって言う人よくいるけど、ぼくはよっぽど
日本らしいと思います。

中原慎一郎
*すみません、前回から私が書いています。

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金曜日,20 2006年10月 13:20

山本為三郎の本

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名古屋から来られた僕の大好きな古本屋さん:booksの湯浅さんと中目黒で食事する約束をした。

待ち合わせの場所はお互い交流のある松浦さんのcowbooks。いろいろ本もみたかったので
早めに出た。店頭には吉田君が立っていた。土曜日は9時までやっているらしく
ギリギリに行ったのに気持ちよく居させてくれた。しばし物色していると一冊の本に目が止まった。

おっ、山本為三郎の本があるんだと手に取りよく見ると装丁も良い。装丁は誰だと思ってみると
おっと佐野繁次郎だ!自分の心の中で本を買う時の5つのランプの2つが点灯する。
そして少し読んでみると当時の大阪の店の話しなど彼の趣向が知れる本だと分かると
すぐに閉じてレジに持っていく。ランプは4つは点灯していた気がする(笑)。
来週沖縄にいくのでその時に読むのが良いと思ってしばし我慢。

この山本為三郎はアサヒビールの社長だった人で濱田らの民藝運動のパトロンだった人でもある。
以前京都のアサヒビール大山崎山荘美術館で民藝の展覧会を開催した際に知ることになったのだが
どういう方であったかまでは深く知らなかった。:BOOKSの湯浅さんもこの本は良い本だと言ってくれた。もちろん装丁も含めて。

読んだらあの人に勧めようと思う人がすでに数人目に浮かんだ。
              
中原 慎一郎

:BOOKS      http://www.colonbooks.com/
COWBOOKS    http://www.cowbooks.jp/
大山崎山荘美術館  http://www.asahibeer-oyamazaki.com/

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金曜日,13 2006年10月 13:28

Organic

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オーガニックなフォルムのオブジェはロサンジェルスの郊外で活動するアルマ・アレンのもの。独特なかたちはまるで、自然の素材をコントロールしているかのよう。

近年では「Wallpaper」などインテリア誌でも、数多くの彼の作品を見かけることがあります。昨年にはJoshua Treeというさらに内陸の荒野に土地を設け、トレーラーハウスで生活をしながら自らの工房を建築しています。


今月中旬には彼の新作も入荷の予定!
詳しくはPlaymountainのNewsで!!

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土曜日, 7 2006年10月 21:28

Teak Wood

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デンマークの50-60年代の家具や雑貨には,良質のチーク材が多く使われています。
当時タイで伐採されたチーク材が輸入され、デンマークの優れた職人により加工され
製品となっていました。
チークは量産性が高いことや樹脂分が多く丈夫なことなどの特性があり、家具などに
採用され、チーク材はデンマークの工芸の歴史に一時代を築いたそう。

チークは日焼けしやすい木材で、特に古い製品ではよい風合いを楽しむことができます。

余談ですが、当時は無垢材よりも写真右のような集成材のほうが高級とされていました。
今とは逆ですね。

土曜日, 7 2006年10月 21:28 | by Landscape Products |
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火曜日, 3 2006年10月 20:19

Woodworker

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現在Playmountain Villaでは様々な木工品を数多く集め展示、また販売を行っています。

その内容はBob Stocksdaleのボウル、Jens H. Quistgaardが手がけたDanskの製品
George Nakashimaの椅子、現在ロサンジェルスの郊外で活動しているAlma Allenなどに
至ります。
古いものには革製品など同様に使い込んだ味があり、新しいものには使い込んでいく
楽しみが木製品の魅力のひとつです。

これらの作品が醸し出す木製品の暖かみ、また迫力などを感じとっていただければと思います。

僕らの木製品に対する思いは以前のMan Made Odjectsでもお伝えしたとおり。

そしていずれはPlaymountain VillaをWood craftのワークショップにする!
そんな日も遠くないかも…

火曜日, 3 2006年10月 20:19 | by Landscape Products |
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